栃木県佐野市天明鋳物師四代目若林彦一郎作  古響銅 三彩壷になります見事な作品で古響銅と箱書きの通りたたきますと何とも言えない響がございます手にとって鑑賞していただきますと これぞ天明鋳物と思える見事な作品の良さを味わえることでしょう  
彦一郎氏は昭和五十五年佐野市無形文化財指定の名誉を受けております
また国宝指定の鑁阿寺の鰐口を昭和三十年未年に製作しており 多くの人が参拝し鰐口を鳴らす度に心地良い響きを感じているのではないでしょうか
また鶏足寺護摩堂の鰐口も彦一郎氏の作品でございます  刻銘は勇吉とございますが当時父の若林勇吉が存命でしたので敬意を表し
鑁阿寺鰐口製作者の同作者の作品を是非ご購入検討のほどお願い申し上げます（こちらには勇吉と刻銘がございますが 当時父の若林勇吉が存命でしたので 敬意を表しそのように刻銘をしたものです この様な刻銘の入れ方は 刀剣などもそうですが 合作銘や 個人名が数多く見受けられます）

作品寸法高さ約22㎝  胴径約26.5㎝  重量は約5キロ高台には天命彦一郎と刻銘
未使用品でございますが共箱は経年によるヤケ汚れがごさいます  作品は痛みもなく完品でございます
日々手入れをしていただければ素晴らしい色合いがでて鑑賞していただけます作品になっております
若林彦一郎氏は大正9年（1920）生まれで昭和五十五年（1980）に亡くなられております



以上のことを了承されましたうえでの入札をお願い致します