実銃の9mmカートを排莢できるようにカスタムしました。 BB弾を撃ちながら排莢アクションを楽しむも良し、BB弾または排莢アクションだけを楽しむも良しです。 まずは動画にて実銃エンプティカートの排莢音と落下時に奏でる金属音をご覧ください。音量大きめを推奨します。

純正プラカート
実銃9mmカート

スムーズな排莢を実現するまで試行錯誤しながら製作に2ヵ月ほど要しました。 モデルガンでも実銃のエンプティカートを飛ばすことはまず能です。 BB弾発射とカート排出機構が独立した本モデルだからこそ実現できた一品かと思います。 カスタム内容は以下のとおりです。

・エキストラクター切削加工＆形状変更
・6mm外部ソース化（シリンダー直結）
・マガジンリップ形状加工
・マガジン内クリアランス加工
・実銃9mmエンプティカート旋盤加工
・分解＆内部オーバーホール
・外装は下地にインディブラックパーカー塗装後、パーカーシール金属塗装、仕上げポリッシュ

エキストラクターの形状を変更してリムの噛みつきを調整しました。金属カートも1つずつ手作業で旋盤加工しています。 マガジンのリップ形状もわずかに傾斜をつけてオフセットしてあります。 純正マガジンはカート格納スペースのクリアランスが大きすぎて金属カートだと詰まって弾上がりしません。 金属カートとプラカートどちらもスムーズに弾上がりするよう格納スペース前後左右のクリアランスを調整しています。 また、金属カートはプラカートより径がわずかに細く長さも1mmほど短いためプラカートのほうも使えるように先端を切削してありますが、作動は金属カートの方が安定します。 ノーマル付属の内蔵ボンベは燃費が悪く外部ソース用のホースも3mmと細く 非常に非力なため6mmホースに変更してシリンダーに直結することでパワフルさとサイクルの大幅向上を実現しました。ガス圧にも左右されますが実銃に近い発射サイクルを実現できたと思います。 外部ソース化により初速は安定するものの50m/s台と控えめです。 当然HOP未搭載モデルなのでBB弾の発射性能はお座敷レベルとお考えください。

写真では伝わりにくいですが見た目に関しは定番のパーカーシール金属塗装＆ポリッシュによりプラ感はありません。鑑賞に耐えられるレベルには仕上げたつもりです。

出品物は以下のとおりです。ノーマル付属の内蔵ボンベ、3mmホース、箱、説明書は処分してしまったためありません。 また、1枚目の画像に写っている弾頭付きのダミーカートは撮影用のため出品物には含まれません。

・本体
・マガジン
・純正プラカート30発
・実銃9mmカスタムエンプティカート20発
・外部ソースアダプタ（３Dプリンタよるオリジナル制作）
・外部ソースアダプタ（マルゼン純正品）
・6mm延長ホース
・6mm、4mm変換カプラ

排莢動作について補足します。本品はフルオート向けに調整しているため、動画でも分かるとおりセミだとそこそこの頻度でバーストすることがあります。また当然ジャムることもあります。 これはモデルガンも含めて排莢モデルの宿命ですのでジャムも含めて実銃のフィーリングをお楽しみいただきますようお願いします。

また、本モデルは大変古い時代の製品かつ主要パーツの多くはプラで構成されています。 非常にシンプルな内部構造のモデルですが分解・組み立て・メンテ程度のスキルはあったほうがよいです。最後の画像はピストンギアの合わせ位置です。ガスを接続していない状態（エキストラクター後退時）のBB弾給弾口のポジションはこの位置に合わせてください。恐らく組み立て時に最もハマる部分なので参考までに載せておきます。

作業工賃が非常に嵩んでしまったため高額な金額設定となってしまい大変恐縮ですが、何卒ご理解うのえご入札いただきますようお願い申し上げます。 緩衝材を詰めて段ボールで梱包して発送いたします。NCNRにてお願いいたします。