グランドセイコー ファースト、希少なプリント文字盤です。
文字盤の12時位置に希少な“Grand Seiko”の文字が輝きます。
文字盤の6時位置には星をかたどったSD（Special Dial）マークがあります。これはインデックスが貴金属（おそらく18Kゴールド）で作られていることを表しています。
文字盤は、極小量出回ったと言われているプリント文字盤です。修復の跡もなく、当時のままのオリジナル文字盤と思われます。
最後の写真の三枚目の中央が出品時計です。
ケースは14Kの金張りです。グランドセイコーの金張りは80ミクロンもの厚みがあります。
ムーブメントはセイコー製品として初めて秒針停止（ハック）機構を搭載した手巻きのCal.3180（25石）です。ヴィンテージらしいロービート（18,000振動）です。
裏蓋にはグランドセイコーのシンボルである獅子のメダリオン、リューズにはSマークがあります。
裏蓋のシリアルが「20」で始りますので、1962年10月製造かと思われます。まさに60年前の時計です。
恐らく、彫り文字盤と浮き文字盤の境界期の短期間用もしくは、交換文字盤と思われます。
【コンディション】
ケースには小傷や汚れはありますが、60年前とは思えない状態です。
文字盤は希少な彫り文字盤で、60年前のオリジナルの味わいのあるヤケがあり、白から薄いベージュに変化しています。（写真でご確認下さい）
裏箱の獅子のメダリオンも綺麗です。リューズはSマークです。ベルトは交換品のセイコー製、尾錠は純正の当時のものです。
購入のため、部品の交換歴・OHは分かりません。

古い時計ですので、神経質な方の入札はご遠慮ください。