Ibanez AM400 ARTSTARシリーズ セミソリッド 多分1989年製 ピックアップ交換 チェリーサンバースト 改造跡あり
IBANEZのサイトのカタログで確認したところ、1989年のカタログにしか掲載されてないため、その年だけ作られたレアモデル（多分当時は不人気モデルｗｗｗ）と思われます。
シリアルナンバーはH80xxxxとなっており、シリアルナンバーを検索するサイトでは1980年製と出てしまいますが、さすがにそれはないですね。勝手な想像ですが、レア過ぎてシリアルナンバーの体系が登録されていないんじゃないかと思います。
当方もで入手したのですが、その時点ですでに改造が施されていたようで、以下のような難点？があります。
まずピックアップが同年代のBurnyのレスポールカスタムモデルから取り外したFernandesのVH-1に交換してあります。元々いずれもゴールドのカバーがついていたものなのでスクリュー側ポールピースがゴールドです。また、ブラスのベースプレートでグレーのリード線（2芯タイプ）ですので1980年代後半のものです。
こちらは入手時点でフロント、リアともBill Lawrence L-500に交換されていたのですが、見た目も音もあまり好みではなかったので交換したものです。
本当はオリジナルのSuper58ピックアップをつけたかったのですが、さすがに入手困難だったので諦めました。とは言えVH-1もなかなか優秀なピックアップですので、難点というほどではないかなと思います。まぁ、エスカッションの低音弦側にネジ穴があけられているのは難点ですが。
過去にRolandのGKシリーズと思しきギターシンセのピックアップおよびコントローラーがマウントされていたようで、リアピックアップとブリッジの間、ボディエンド近くのトップにビス穴が付けられています。
ストラップピンは6弦側の角の部分についていたようですが、現在はボディ裏ネックエンド部に移設されています。こちらも一度移動したようで、ネックの付け根にもう一つ穴が開いています。（画像をご確認ください）
テイルピースはごく普通のSTPタイプ（多分国産）が付けられていますが、オリジナルはクイックチェンジタイプだったようなので、恐らく交換されたものと思われます。
なお、テイルピースにうまくアースが落ちていないのか、リアピックアップからブリッジにかけてアース線が引かれています。1970年代後半くらいのGibson LesPaulで弦アースがとられていない個体によく行われるのを見かけるのと同じ処置です。網線を平たくして出しているので、エスカッションやボディを削るなどの加工はされていません。
その他、ボリューム、トーンのノブは交換されているようです。あとトグルスイッチのスペーサーのゴムリングもなくなっていますが、これは劣化してよくボロボロになるようですから、この個体もそうだったのかもしれないですね。
このようなネックはナット部で43㎜ですが、全体的に薄く仕上げられているため、かなり細く感じられます。あくまでも当方の主観ですが、レスポール・クラシックよりもスリムなんじゃないかと思います。
ネックに関しては、当方で確認した限り反りは発生していないように見受けられます。トラスロッドもほんの少しですが、左右に回ることを確認しています。（素人が手を出すのは怖い部分なのでほんの少ししか回しておりません）
フレットも十分残っており、まだまだ十分に使えます。ペグ、ブリッジなど金属パーツは多少メッキが薄くなっていたりくすんでいたりするものの、機能に問題はありません。
家庭用の体重計での計測なのでおおよそですが、本体の重量は2.95Kgと非常に軽量です。この辺はさすがにセミソリッドだけありますね。
ちなみに現在のストラップピンの位置であれば、軽量なギターにありがちなヘッド落ちはありません。オリジナルの通り低音弦側の角のところにつけた場合はヘッド落ちしますが、シャーラーのセキュリティロックなど少し本体から離れた位置で止めるタイプにすればかなり軽減されます。（こちらも当方の主観ですので、参考意見ととらえていただけるようお願いします）
付属品は一切ありません。発送の際はエアキャップと段ボールで梱包いたします。
一応動作確認済みではありますが、基本的には品であることと、何よりも古いギターですので、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。
最近イタズラ入札が多いため、新規の方や悪い評価のある方の入札は取り消す場合もありますのでご注意ください。（2022年 8月 30日 8時 34分 追加）記載が漏れていましたが、Made In JAPAN 日本製です。